体験型インスタレーション作品「Fantastic Voyage」(2021)

「Fantastic Voyage」(ファンタスティック・ヴォヤージ)
-コロナ禍だからこそ生まれた、自分の記憶と共に旅をする体験型作品

<本作について>
「Fantastic Voyage」(ファンタスティック ヴォヤージ)は極めて個人的な記憶とイメージを、隔離されたカプセルの中で鑑賞する体験型インスタレーション作品。T.S.エリオットの詩篇「荒地」をキーワードにした本作品は、「四月」「失われたものの世界」「カード」「空想の都市 -Unreal City-」「塵土(じんど) -Resurrection-」というテーマでイメージのパズルが散りばめられ、音楽、映像、インスタレーション、光と闇で構成される。今回はプロトタイプとして制作され、所要時間は約30分程度。各回1人だけが体験者としてカプセルに乗り込むことが可能で、加えて毎回10名ほどが鑑賞者として会場内に入ることができる。作中の音楽は、2018年に発表された増田セバスチャンの映像作品「New Generation Plants」の楽曲も手掛けた音楽家・波多野敦子氏が担当し、ファンタスティックな旅を共に演出する。

本作が生まれるきっかけは、昨年2020年3月、ベルギーの美術館で行われる講演会のために出国の準備を進めていたところ、現地のロックダウンにより急遽渡航がキャンセルとなったことに遡る。増田が代わりに向かった先は京都の比叡山・延暦寺。「祈る」とはどういうことなのか。その行為の本質は「考える」ということではなかったか?この世界はなぜ理不尽にできていて、なぜ思い悩み思い苦しむのか?と、自問自答を繰り返した。その時綴った「今は(隔離された世界で)、来るべき未来を想像するということが、唯一、ポジティブな行為なのだ。」という本人の言葉を起点に制作されている。

 

増田セバスチャン「Fantastic Voyage」
会期:2021年2月26日(金)-2月28日(日)
時間:14:00/15:00/16:00/17:00/18:00/19:00(各回30分)
会場:北千住BUoY 地下

[STAFF]
音楽: 波多野 敦子
会場デザイン:冨澤 奈美
大道具:石橋 豊 沖田浩史(プランニングアート)
照明: 植村 真
音響:増田 義基
映像:Lovelies Lab. Studio/Yuka Kobayashi
カプセル製作: 株式会社BRAVO
会場設営:株式会社 D・S・C
技術協力:株式会社ジューコー 燈電気 日本電産シンポ株式会社
映像出演:Ashley van Gool
記録撮影:P.O.L.films
プロデューサー: 岸本 佳子(BUoY)

[増田セバスチャン スタジオ Lovelies Lab. Studio]
スタジオディレクター: 北村 美佳
マネージメント:田崎 奈央
アーティストアシスタント:露木 妙 吉田 有里 藤代 玲 吉田 ユイ
Special Thanks: 谷口 悠 さくらの 魔法天使はしもん テルウシロマエ レオ・グランマニエ 隈本 裕美 伊藤明日果 濱岡峻里